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『滅亡帝国』紹介

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タイトル:滅亡帝国(めつぼうていこく)
人数:3~4人(4人推奨)
時間:15~40分
対象:15歳+

■どんなゲームか?
油断すると即滅亡!?思考と滅亡の勢力支援ゲーム
 この帝国はいくつもの大勢力によって成り立っています。あなた達は各勢力を裏から操る闇の一族となり、一族のさらなる隆盛を目指します。
 しかし、大きすぎる力は滅びを呼びます。力を持ちすぎた勢力はやがて自壊し、拮抗していた勢力間のパワーバランスは崩れ、帝国は滅亡してしまいます。いくつかの滅亡を繰り返し、最も隆盛していた一族が次の時代の支配者となり、ゲームに勝利します。

■ゲームのウリ
ワンアクション!手札を1枚伏せるだけ
 基本的なゲーム内容は、全プレイヤーが親から順番に、“好きな勢力(このゲームの場札。ゲームボードのような役割)に、1~5の5枚の手札のうち1枚を裏向きで配置する”のワンアクションで進行します。
 その後、プレイヤーは勢力に配置した手札の強さや順番によって、得点を獲得したり、強力な効果を使用できるので単純にはなりません。しかも、同じ勢力に手札が集中しすぎるとその勢力は潰れてしまい、何も得られないかもしれません。

最善手を見つける面白さコンパクトな情報戦
“軽いプレイで、重ゲーの思考”を目標にゲームを構成する要素を少なくし、一手を考える際の負担をできるだけ無くしました。

※続きを読むで詳しいルール説明を読みことができます。


■ゲームの説明

ゲームの勝利と終了条件
 各プレイヤーは隆盛点(得点)をより多く獲得すること目指します。ゲームの終了条件の3回目の滅亡(後述)後、最も隆盛点を獲得したプレイヤーが勝利します。
 最も隆盛点を獲得したプレイヤーが複数の場合、王冠マーカー(スタートプレイヤーマーカー)を所持しているプレイヤーに時計回りでより近いプレイヤーが勝利します。

カード説明
metutei_001.jpg

0.ゲームの準備

0-1.親を決める
 もっとも最近、滅亡したプレイヤーが王冠マーカーを受け取り、最初の親になります。

0-2.色の決定と手札、キューブの準備
 全プレイヤーは、親から時計回りに好きな色を1色選び、選んだ色のパワーカード5枚(1~5が1枚ずつ)を手札として受け取ります。その後、親はテーブルの邪魔にならない場所にスコアボードを配置し、各色のキューブをそれぞれの色の紋章の上に置きます。黒色のキューブは滅亡カウント(滅亡の回数を数えるところ)の上に置きます。3人プレイの場合、使わないパワーカードとキューブは箱にしまいます。

0-3.勢力の列(場札)の初期セットアップ
 このゲームの場札となる勢力の列を準備します。勢力の列とは、シンボルカードをテーブルの中央に[プレイ人数+1]枚並べたものです。まずはじめに“帝国”のシンボルカードを抜き出し、1番左端に配置します。これが勢力の列の基礎となり、その後、残りのシンボルカードを裏向きでよく混ぜて、“帝国”の右に1枚ずつプレイ人数と同じ枚数(4プレイなら4枚、3人なら3枚)を表向きで配置します。配置しなかったシンボルカードは控えの勢力として裏向きで、まとめて脇に置きます。

開始時のコンポーネント図
metutei_002.jpg


ゲームの流れ
 このゲームは、手札を勢力に配置する〔パワーカードのセット〕、配置したカードによって発生する効果を処理する〔勢力パワーチェック〕、得点である隆盛点を獲得する〔隆盛点の獲得〕で3つの要素で構成されるラウンドをくり返すことで進行します。

 しかし、条件を満たすことで帝国(勢力の列)は滅亡しラウンドが突然終了します。1回目または2回目の滅亡の場合、少し違った姿で帝国は再建され、新しいラウンドを始めますが、3回目の滅亡の場合、帝国の時代は終わりゲームが終了します。

ラウンド
 基本的にラウンドは〔パワーカードのセット〕、〔勢力パワーチェック〕、〔隆盛点の獲得〕を順番に行うと終了し、〔パワーカードのセット〕からまた新しいラウンドを始めます。ただし、滅亡が発生した場合、ただちにラウンドが終了してしまいます。ラウンドの詳しい進行を説明します。

〔1.パワーカードのセット〕
 全プレイヤーは親から時計回りに手札を1枚選んで、好きな勢力のシンボルカードの下に裏向きで配置します。シンボルカードの下に裏向きでカードを置くことをセットといいます。既にカードが配置している勢力にカードをセットする場合、先にセットされたカードの下にカードをセットします。
 ゲームが進み、勢力が自壊(勢力カードとして機能していない状態、くわしくは後述)した場合、その勢力にカードを配置することはできません。
 全員がカードを配置したら、次に勢力パワーチェックを行います。

〔2.勢力パワーチェック〕
 前の〔パワーカードのセット〕でセットしたカードを表にして処理していきます。ただし、処理する順番がとても重要なので間違えないようにします。セットしたカードはひとつの勢力ごとに処理します。そして必ず、左端にある“帝国”勢力からカードの処理を行います。ひとつの勢力の処理を全て終えてから、その右にある勢力の処理を始めます。このラウンドでカードのセットされていない勢力については処理を行いません。

[2-1.パワーカードのチェック]
 はじめにセットしたカードの勢力内での影響力を判定します。現在処理している勢力にセットされたカードを表向きにし、シンボルカードの上に配置します。ひとつの勢力に複数のカードがセットされている場合、先にセットされたカードから1枚ずつ表向きにして処理します。すでにシンボルカードの上にカードが配置されてる場合、下記の手順で並び替えを行います。

a.チェック中のカードの数字が、すでに配置されているカードの数字以上の場合、すでに配置されているカードのにチェック中のカードを置きます。
 
b.チェック中のカードの数字が、すでに配置されているカードの数字より小さい場合、すでに配置されているカードのにチェック中のカードを配置します。複数のカード配置されていた場合、チェック中のカードとそれらのカードで上から順に処理していきます。

《パワーカードの並び替え例》
例1:上から順に3・2カードが配置されている勢力についての処理

・チェック中のカードが5・4・3の場合、チェック中のカードは3以上なので、チェック中のカードは一番上に配置され、上から順に5・3・2、または4・3・2、3・3・2となります

・チェック中のカードが2の場合、チェック中のカードは3より小さく、複数のカードがあるので、次に2番目カードとの処理を行います。チェック中のカードは2番目に置かれた2以上なので、チェック中のカードは3と2の間に配置され、上から順に3・2・2となります。

・チェック中のカードが1の場合、チェック中のカードは3より小さく、次に2番目の2との処理を行います。チェック中のカードは2番目に置かれた2よりも小さいので、一番下に配置され、上から順に3・2・1となります。


[2-2.自壊チェック](勢力の破壊チェック)
 パワーカードの配置が終わった後、処理中の勢力に配置されたカードの数字の合計が10以上の場合、その勢力は自壊を行います。カードの数字の合計が10より少ない場合、自壊は行わずに[勢力効果のチェック]を行います。
 自壊した勢力は以後、勢力としての機能を失った状態になります。自壊した後も滅亡が行われるまでは、パワーカードを勢力に配置したままになります。
※“帝国”が自壊した時、王冠マーカーが左隣のプレイヤーに移動します。忘れやすいので注意してください。

【自壊】
 まず勢力のシンボルカードを裏向けにします。その後、勢力の1番上にパワーカードを配置しているプレイヤーは隆盛点を2点減らします。ただし、獲得している隆盛点が最も少ないプレイヤーの場合、減点しません。

[2-3.滅亡チェック]
 自壊が行われた場合、勢力の列が滅亡していないかのチェックを行います。勢力の列に自壊した勢力が合計2つ以上ある場合、滅亡を行います。自壊した勢力が1つの場合、滅亡は行わずラウンドを続けます。

【滅亡】
 滅亡が発生した場合、ただちにラウンドは終了します。さらに、このラウンドで適用した未解決の勢力効果(次のラウンド時、~する等)は無くなります。解決した効果についての巻き戻し等はありません。
 
滅亡が1~2回目の場合、【再建】を行い新たなラウンドが開始されます。滅亡が3回目の場合、ゲームが終了します。

【再建】
1.パワーカードの回収
 全ての勢力のパワーカードとセットされているカードをそのプレイヤーの手札に戻します。(手札が5枚に戻ります)

2.勢力の列の再セットアップ
 はじめに自壊した勢力(裏向き)のシンボルカードを全てゲームから取り除きます。ただし“帝国”のシンボルカードはゲームから取り除かず、表向きにします。
 その後、残った勢力の列のシンボルカードを全て裏向きにしてまとめ、その束に控えの勢力から“帝国”が自壊した場合は1枚、“帝国”が自壊していない場合は2枚のカードを裏向きで加えてよく混ぜます。よく混ぜた後、“帝国”の右に1枚ずつ表向きにして配置し、新しい勢力の列をつくります。
※つまり、自壊した勢力(“帝国”以外)は他の勢力と入れ替わり、自壊しなかった勢力は勢力の列に残り続けます。

[2-4.勢力効果のチェック]
 処理中の勢力が自壊しなかった場合、勢力効果を適用を行います。勢力効果はこのラウンドでセットしたカードのみ適用されます。ただし、このラウンドでセットされたカードであっても、勢力効果のチェックが終わっている勢力に移動した場合、効果を適用しません。つまり、この時点でのカードを参照し、巻き戻しての効果の適用や取り消しなどはしません。

パワーカードを勢力に配置することによって発揮される効果は[X:~する(できる)]と表記されています。条件を満たしたカードが複数ある場合、先に置かれたカードから効果を使用します。
de_i01このマークはその勢力の1番上にパワーカードが配置された場合、勢力効果が発揮されることを表します。
de_i02このマークはその勢力にパワーカードが配置された場合、勢力効果が発揮されることを表します。(位置は関係ありません)

 勢力の列にある全ての勢力の[勢力パワーチェック]での処理が終われば、ラウンドの最後に〔隆盛点の獲得〕を行います。

〔3.隆盛点の獲得〕
 各勢力の配点による隆盛点を獲得します。ここでも、左端にある“帝国”から獲得の処理を行い、ひとつの勢力の獲得の処理後、その勢力の右にある勢力の獲得の処理を行います。各勢力の配点は、この時点での勢力やカードの位置よって決まります。また、勢力効果と違い、ラウンドをまたいでも条件を満たしていれば隆盛点を獲得します。自壊している勢力は隆盛点の獲得を行いません。
de_i01・・・1番上のパワーカードのプレイヤーが獲得する隆盛点。
de_i03・・・上から2番目のパワーカードのプレイヤーが獲得する隆盛点。
de_i04・・・上から3番目のパワーカードのプレイヤーが獲得する隆盛点。
※何も書かれていない場合、0を表します。勢力によって配点は異なります。

 勢力の列にある全ての勢力の隆盛点の獲得が終われば、王冠マーカーを持つプレイヤーが親になり、新たなラウンドを開始します。

ゲーム進行イメージ
metutei_003.jpg




カード紹介 第1弾

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★“帝国”勢力・・・このゲームの基本カード。配点も良い。1番上にパワーカードを置くとイニシアチブをゲットできる。
☆“軍事”勢力・・・攻撃系のカード。1番上に置かれたカードと同じ数字を手札にバウンス。使いすぎると手札差がすごいぞ。
★王冠マーカー・・・“帝国”の能力によって獲得するマーカー。“帝国”が自壊したときは左の人に渡そう。

カード紹介 第2弾

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★“産業”勢力・・・置くだけで隆盛点をゲットできるカード。ただし、配点はあまりよくない。
☆“宗教”勢力・・・封鎖系のカード。手札を置けなくできるので、美味しい勢力を守ったりできる。
★“議会”勢力・・・入れ替え系のカード。自分の置いたカードをTOPに持ってきたりできるよ。
ここに紹介してない勢力もまだまだあるよ!

※カードのデザイン等は予告なしに変更される場合があります。

画像提供(順不同・敬称略※海外のサイトを含みます)
◆Silhouette Design「シルエットデザイン」 http://kage-design.com/
◆Frame Design http://frames-design.com/
◆freepik http://jp.freepik.com/
◆freevector http://www.freevector.com/
◆All-Silhouettes.com http://all-silhouettes.com/
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